"女"遺品整理士の奮闘記

様々な遺品整理の現場を体験してきた、女性スタッフ目線の苦労話を公開!

2階建てのごみ屋敷

 

一階6部屋とキッチンとトイレお風呂、二階3部屋の遺品整理

今回は遺品整理のご依頼です。娘さん夫婦からのご依頼でした。

今回の遺品整理の家はすべての部屋が新聞、衣類、生活ごみでいくつもの層が出来ていて、三日がかりの大変な現場でした。

ネズミや虫がたくさんいて、蚊もたくさん飛んでいる状況での作業は本当に過酷でした。

蚊取り線香をたきながら殺虫剤を噴射してからの作業で、長袖2枚重ねで作業していたのですが、ダニや蚊に20か所以上刺されて本当に痒くて参りました(><)

ご依頼者様のお母様がお一人で生活をしていて、初めは一階で生活をしていたらしいのですが、電話線をネズミにかじられて、漏電して火災になる事を恐れてブレーカーをおとして、二階で電気を使わない生活をしていたようでした。少し痴呆が入っていたらしいのですが、そんな状況で生活していたと思うと胸が痛みました。

 

今の時代このような状況でお年寄りが生活をしている事はそんなに珍しい事ではないです。家族には迷惑をかけたくないと一生懸命自立した生活を送ろうと頑張っている方たちはたくさんいます。

ですがやはり、本当に辛い時はまわりに助けを求めていいと思います。

ましてや体が不自由で買い物に行くのも、トイレに行くのも大変な状況であれば、まずはご家族にご相談を、そしてそのあと、役所に相談するなど専門家の意見を聞いてどうしたらいいのか、判断する事が大切です。

決して一人で悩まず、どうか一人で辛い思いをしないで下さい。そしてさせないで下さい。

これから高齢化社会、お年寄りを大切に出来る世の中にしたいですね。

 

www.ihinseiri-update.com