"女"遺品整理士の奮闘記

様々な遺品整理の現場を体験してきた、女性スタッフ目線の苦労話を公開!

遺品整理

 

二階建て一軒家の遺品整理

今回は不動産会社からの依頼の遺品整理です。

整理後解体が決まっているという物件でした。

砂壁や茶色のエアコンがある昔ながらの家には、2畳分ぐらいの奥行がある収納があり、中には扇風機や、空き瓶、水筒、鍋などがぎっちり収納されていました。

収納すべてにぎっちり物が入っている家は珍しくありません。まして昔の人は物を大切にする方が多く、靴の空き箱なども捨てられなかったのでしょう。きちんととってありました。

もちろんタンスの中もたくさんの衣類が収納されていました。

未使用の水筒や扇風機はすべて社会福祉協議会へ寄付させていただきました。

大切に保管されていたものを、必要としている方が使うという事が出来るなら一つも不用品にはなりません。

 

今回整理していて思った事は、たくさんの布団や、いくつもの炊飯器、たくさんの食器、それらはお世話になった方や家族が来たときにいつでもおもてなしが出来るようにと準備していた物だったのではないのかなと(^^)

私の祖母も親戚の人が来るとなると、正月の準備でもするのかなと思うぐらいご飯やお酒を色々用意したり、泊まるとも決まっていないのに布団を干したりするのです。

そういう事があるから整理ができないというパターンになってしまったりするのですが(^^;)

昔ながらの温かい心遣いを大切にしたいなと思いました。

 

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