"女"遺品整理士の奮闘記

様々な遺品整理の現場を体験してきた、女性スタッフ目線の苦労話を公開!

引っ越し後の残置物処分

 

町営住宅の引っ越し後の残置物処分と清掃

今回は町営団地の一室の引っ越し後の残地物処分と清掃です。

3LDKの間取りで4人で20年間住んでいたそうです。

3階から残地物を全て階段で降ろします。引っ越しの際に出た不用品なのですが、使っていない食器、食器棚、布団、大きなタンス、洗濯機、引っ越しを機に新しくする物もあった事でしょう(^^)

今回も階段頑張りました(^^;)

 

今回の清掃で思った事は、普段使用している箇所の掃除はする方でも、壁や天井や照明器具など脚立用意したり重い物を退かさないと掃除しにくいところは掃除出来てないという方多いのではないでしょうか。タンスなどが置かれているところの壁にはもの凄い埃がたまっていたり、脚立がないと届かない照明器具には埃の層が出来ています。あまり汚く見えない天井にも意外と埃がついているものです。一年に一度だけの大掃除で埃を落とすのもいいですが、今は便利な掃除道具がたくさんあります。自分の使いやすい道具を見つけて大掃除などしなくても済むように日頃から少しずつ掃除していたら、年末の寒い中近所の方たちが掃除している時、綺麗で温かい部屋でのんびり過ごすという事ができますよ(^^)

掃除しやすい環境は整理された環境でもあります。掃除するのが大変という方ご自身の掃除しやすい環境に変えてみてはどうでしょうか。

 

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遺品整理

 

二階建て一軒家の遺品整理

今回は不動産会社からの依頼の遺品整理です。

整理後解体が決まっているという物件でした。

砂壁や茶色のエアコンがある昔ながらの家には、2畳分ぐらいの奥行がある収納があり、中には扇風機や、空き瓶、水筒、鍋などがぎっちり収納されていました。

収納すべてにぎっちり物が入っている家は珍しくありません。まして昔の人は物を大切にする方が多く、靴の空き箱なども捨てられなかったのでしょう。きちんととってありました。

もちろんタンスの中もたくさんの衣類が収納されていました。

未使用の水筒や扇風機はすべて社会福祉協議会へ寄付させていただきました。

大切に保管されていたものを、必要としている方が使うという事が出来るなら一つも不用品にはなりません。

 

今回整理していて思った事は、たくさんの布団や、いくつもの炊飯器、たくさんの食器、それらはお世話になった方や家族が来たときにいつでもおもてなしが出来るようにと準備していた物だったのではないのかなと(^^)

私の祖母も親戚の人が来るとなると、正月の準備でもするのかなと思うぐらいご飯やお酒を色々用意したり、泊まるとも決まっていないのに布団を干したりするのです。

そういう事があるから整理ができないというパターンになってしまったりするのですが(^^;)

昔ながらの温かい心遣いを大切にしたいなと思いました。

 

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2階建てのごみ屋敷

 

一階6部屋とキッチンとトイレお風呂、二階3部屋の遺品整理

今回は遺品整理のご依頼です。娘さん夫婦からのご依頼でした。

今回の遺品整理の家はすべての部屋が新聞、衣類、生活ごみでいくつもの層が出来ていて、三日がかりの大変な現場でした。

ネズミや虫がたくさんいて、蚊もたくさん飛んでいる状況での作業は本当に過酷でした。

蚊取り線香をたきながら殺虫剤を噴射してからの作業で、長袖2枚重ねで作業していたのですが、ダニや蚊に20か所以上刺されて本当に痒くて参りました(><)

ご依頼者様のお母様がお一人で生活をしていて、初めは一階で生活をしていたらしいのですが、電話線をネズミにかじられて、漏電して火災になる事を恐れてブレーカーをおとして、二階で電気を使わない生活をしていたようでした。少し痴呆が入っていたらしいのですが、そんな状況で生活していたと思うと胸が痛みました。

 

今の時代このような状況でお年寄りが生活をしている事はそんなに珍しい事ではないです。家族には迷惑をかけたくないと一生懸命自立した生活を送ろうと頑張っている方たちはたくさんいます。

ですがやはり、本当に辛い時はまわりに助けを求めていいと思います。

ましてや体が不自由で買い物に行くのも、トイレに行くのも大変な状況であれば、まずはご家族にご相談を、そしてそのあと、役所に相談するなど専門家の意見を聞いてどうしたらいいのか、判断する事が大切です。

決して一人で悩まず、どうか一人で辛い思いをしないで下さい。そしてさせないで下さい。

これから高齢化社会、お年寄りを大切に出来る世の中にしたいですね。

 

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ADHD(注意欠陥多動性障害)

 

ADHD(注意欠陥多動性障害)聞いた事ありますか?

今回はつい最近読んだ本に載っていた話の事です。

 

この病気の主な症状は

不注意(集中力が続かない、気が散りやすい、忘れっぽい)

多動性(じっとしているのが苦手で、落ち着きがない)

衝動性(思いついた行動について、よく考える前に実行してしまう)

だそうです。

 

このADHDの具体的な特徴として、

部屋の片付けや家事のやりくりが苦手

用事を詰め込みすぎて結局実行できず時間にルーズになってしまう

銀行の待ち時間など待っていることが苦手で、落ち着きがない

子育てでイライラしやすく、叱りすぎる

などがあるみたいです。これ結構当てはまっているっていう方いませんか?(^^;)

 

ADHDが原因で、部屋が散らかってしまったり、家族の仲が悪くなってしまったなどあるそうです。

気になった方はインターネットや本で調べてみてください。

 

とにかく一人で深刻に考えず、信頼できる方に相談することが一番です。

家族、友人、プロ(医者、専門家など)に気軽に今の自分の悩みを話してみてはいかがでしょうか。

一人でずっと悩んでいたことが意外と簡単に解決策が見つけられるかもしれません。(^^)

 

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木の伐採と剪定

 

自宅の松の木と柊の木の伐採と榊の木の剪定

今回は80歳の女性の方からの依頼です。

数年前に大腿骨を骨折してから歩行が困難になり掃除も剪定もなかなか自分では出来ないので、榊の木だけは残して後は伐採してもらいたいとのことでした。

 

伐採する木の近くには稲荷様があり、その女性の方は骨折する前は毎日お参りしていたそうです。

今はヘルパーさんが週に何回か来てくれて、代わりにお参りをしてくれるそうです。

『本当は今まで通りお参りをしたいのですが、トイレに行くのがやっとで・・・』

と悲しそうでした(;-;)

 

お清めをして松の木と柊の木を伐採、榊の木は稲荷様が日陰になるようにとお客様からの依頼がありその通りに剪定しました。

『本当にありがとうございました。助かりました。これで一つ悩みがなくなりました。』とお客様。

笑顔になっていただき私も嬉しくなりました(^∇^)

 

体が不自由になると片付けも困難になってしまいます。今の自分が使いやすい部屋などに環境を整える事が毎日の生活を楽にする一つのポイントだと思います。

施設に入る事もできますが、やはり自分の家がいいという方の声もこの仕事をしているとたくさん耳にします。

物が散乱しているような部屋での生活だと転んでしまってケガをしてしまう事もあるでしょう。

ご自身の為にも整った環境での生活を(^-^)

 

 

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虫と臭い

 

ごみを放置しておくと・・・

最近すごく暑い日が続いていますね、毎日作業汗だくです(^^;)

暑くなってくると3日に一回ごみ捨てをしていてもごみ箱の所がちょっと臭う事があったりしますよね、特に生ごみはきちんと処理をしておかないと一日置いておくだけでもの凄い雑菌の数になるそうです。

食器を洗うスポンジも濡れたままで、食べカスが少し付いている状態で放置すると雑菌が繁殖してトイレより汚くなるそうです。怖い(><)

毎日使っているキッチンでこれだけの菌が繁殖していると思うととても怖いですが、

キッチンだけではなく片付けられていない部屋はどうなのか・・・

一日着ていた服を3,4日放置していたら雑菌も増えますし臭いもしてきます・・・

食べカスが残っているお弁当のゴミを放置していたら悪臭は勿論、虫が発生したりもします・・・

お風呂掃除していない浴槽、床、壁はカビが・・・

ジメジメしているところは菌の繁殖が凄いです。

熱中症も怖いですが、ゴミに囲まれた生活も怖いです。

なかなか片付ける時間がないという方はプロの方にお願いして環境を整えましょう。

 

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ごみ屋敷

 

解体が決まっている平屋の戸建

今回は解体が決まっている平屋の戸建の片付けです。

女性の方が住んでいた家なのですが、もう床が抜けそうなくらい古い建物でした。

収納にはずっと干されていなかったであろう布団や毛布がたくさん詰まっていたり、大量の洗剤のストックがあったり、そしてビニール袋の中にたくさんのビニール袋が入っているという袋が何袋も(^^;)

これは使うかもしれない

というものです。そうつまりいつ使うかわからないけどとりあえずあったら安心というものです。

ですがそう思ってとっておいたものが、やはり要らないという物になってしまいました。

もったいないですよね。

いつか使うかもしれないという物が役に立つという機会は中々ないものです(^^;)

いざ使おうとしても、古くなっていて使えないとか、汚れてしまっていて結局新しいものをまた買ってしまったという結果になってしまったりするものです。

例えば布団

誰かが泊まりに来るかもしれないと何組も保管しているとします、いつ泊まりに来るかわからない人のための布団を干したり、洗ったりしてずっと保管し続けられますか?

自分の布団を干すだけで済むところ何人家族ですか?というほどの布団を干さなくてはならないですよね。それは大変ですよね。

なかなかもったいなくて物を捨てられないという方その物をご自身で管理できるか考えてみて下さい。

管理というのは、余分に洗濯をしたり、片付けをする時も今使っているものを片付ければいいところをその3倍も4倍も片付けをしなければならないという事です。

 

ストックをたくさんしていると、そのスペースに他の物も収納ができるのに、出来ないから、床に置くしかなくて何となく散らかっているように見えてしまう。そしていつの間にか、ごみ屋敷になってしまっていたという事になる可能性が高いです。

 

自分が管理出来ないほどの物を持っていると散らかってしまいます。片付けらないと悩んでいる方、必要以上に物を持っていませんか?

一度本当に必要な物は何かを見直してみるのもいいかもしれないですね。

 

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